紺野ようこ3月27日愛とは愛って何?幾度となく繰り返されるこの質問に明確な答えもなく、それに愛についての想いは人それぞれだ。私が愛の意味を知ったのは主人が亡くなってからだった。 主人が余命宣告を受けて最初に取り掛かったことが、子供達に遺書を書く事だった。...
紺野ようこ3月5日さまざまな悲しみ主人を亡くしてからいわゆる死別の会という集まりにいくつか行ったことがある。このような会は主人が亡くなることがなければ訪れることはなかっただろう。どれも悲しみに包まれた会だったがその悲しみも人それぞれだった。子供を亡くした人、親を亡くした人、配偶者を亡くした人、兄弟を亡くした...
紺野ようこ2月16日無力な言葉主人が亡くなった時は、色んな人から様々な言葉を投げかけられた。早く立ち直ってね、生きがいを見つけて、いつまでも泣いていたらご主人が悲しむわよ、などなど。 私はそのたびに、あなたに何が分かるのよ、と叫びたい気持ちになった。...
紺野ようこ2月5日主人だったらなんと言ったか‥・最近家族のことで思い悩む日が続いていた。 結婚生活の中で夫婦で話し合うことは多かった。意見が合わないことも多かった。 でも主人はいつも常識的な意見を言ってくれた。視野が広く社会の秩序を何よりも重んじる人だった。だから少し冒険してみたい時は物足りなくなることもあったが、家族の...